こんにちは、いろはです。
今回は、EU向けにSpeedPAKを利用しているeBayセラーには必ず知っておいてほしい重要なお知らせです。
2026年からEUの関税制度が変更されることに伴い、SpeedPAKの配送ルールも大きく変わります。
「DDPって何?」
「今までと何が変わるの?」
「セラーは何をすればいいの?」
そんな疑問を初心者の方にも分かりやすく解説します!
そもそもDDPとは?
DDPとは、
Delivered Duty Paid(関税元払い)
の略です。
簡単に言うと…
今までは(DDU)
商品が到着したあと、
バイヤーが関税や手数料を支払う
というケースがありました。
そのため、
- 「追加料金を請求された」
- 「受け取りを拒否された」
- 「通関で止まった」
というトラブルも少なくありませんでした。
これからは(DDP)
関税の支払いをセラーが負担し発送処理するため、
バイヤーは商品受け取り時に関税の料金を支払う必要がありません。
既に米国宛て商品の発送ではDDPが必須になっていたので、EUも同じでセラーが関税を負担するということです。
EU向け発送の変更点
2026年7月1日から、EUでは150ユーロ(約27684円)以下の輸入品に対する従来の免税措置が廃止され、対象貨物にはHSコードごとに一律3ユーロ(約550円<2026/06レート>)の関税が課されます。
また、シーパスではラベル作成時に
推定関税処理手数料:推定関税及び税金料金とその他通関費用の合計金額の2.1%
が追加されるため、
最終的に約550円+商品金額の2.1%の金額を私たちセラーが負担するということになります。
そう考えると、1商品あたり最大1131円負担が増えるということになります。
例1:150ユーロ(27384円)の商品の場合の関税手数料
550+27384×0.021=約1131円
例2:20000円の商品の場合
550+20000×0.021=約970円
具体的にすべき対策
販売商品の金額に上乗せして対応するか送料に関税手数料分を上乗せして調整するかという二択で価格を調整する必要があります。
1.価格に上乗せして調整する場合
イーベイマグにて、10%上乗せの調整をEU諸国にかける。(イギリスは今回の措置は関係ない為イギリス以外のヨーロッパ諸国に対して)
【上乗せ分の内訳】
*前提条件:550円は27,384円の約2.01%
関税通関手数料2.1%+2%(27384円に対する550円の割合)=4.1%
上記の4.1%+海外決済手数料がかかるため4.1%に更に+3〜5%を上乗せするという内訳です。
なので余裕を持って8~10%をイーベイマグで上乗せするように調整しておけばよいという私の個人的な見解です。
※あくまで個人的な見解なため、各々調整の仕方は違ってくると思うので、自分がやりやすい調整方法や上乗せ分の%を設定してみて下さい。
2.送料に関税分を含めて調整する場合
基本的には米国宛てがDDP必須になった時と同じ対応になるというイメージです。
シッピングポリシーでEU諸国の送料設定を
ただ、150ユーロ>の商品に関してはDDU(関税等バイヤー負担)での発送が可能。
対象になるのは?
今回の変更対象は、
EUへ発送する送料を除いた商品価格が150ユーロ以下(2026/6月レートで約27651円)の商品です。
つまり、低価格~中価格帯の商品を扱う多くのeBayセラーの商品が対象になります。
※申告価格>150 ユーロの場合DDU での発送は可能。その場合「推定関税及び税金料金」「推定関税処理手数料」は発生いたしません(関税・諸税はバイヤー負担となります)
いつから?
スピードパック配送の場合は150ユーロ以下の商品に関してはDDPが必須となります。
SpeedPAK Economy
2026年6月22日以降にラベル作成した荷物
↓
DDP発送が必須
SpeedPAK DHL / FedEx
2026年6月26日以降にラベル作成した荷物
↓
DDP発送が必須
セラーがすべきこと
① 商品価格を見直す
DDPでは関税負担を考慮する必要があります。
3ユーロの関税が個々で発生してきますので、
② SpeedPAKを利用する場合はDDPで発送
対象商品はDDP発送が必須になります。
CPaSSでラベルを作成する際に確認しましょう。
③ HSコードを正しく設定する
今回の制度では、
HSコード単位で3ユーロの関税が課されます。
例えば、
同じHSコードの商品を複数入れた場合は1回分ですが、
異なるHSコードの商品を同梱すると、それぞれに関税がかかる可能性があります。
普段から正しいHSコードを登録しておくことが重要です。
VATはどうなる?
「VATも変わるの?」
という質問も多いですが、
150ユーロ以下の商品については、これまでどおりeBayがCheckout時に徴収し、IOSS経由で納付します。
つまり、
VATの仕組み自体は今回変更されません。
UK(イギリス)は対象?
対象外です。
今回の変更は、
EU加盟国向けのSpeedPAK配送
のみです。
イギリス向け発送には適用されません。
今回の変更でのメリットは、
バイヤーが
「商品が届いたのに追加料金を請求された…」
というケースが減ること。
追加料金が原因で受け取り拒否や返品になることも減るので、
セラー・バイヤー双方にメリットがあります。
一方で、
価格設定や利益計算は今まで以上に重要になります。
特に利益率が低い商品を扱っている方は、
一度価格または送料を見直してみることをおすすめします。
まとめ
今回の変更を簡単にまとめると…
✅ EU向け150ユーロ以下の商品はSpeedPAKでDDP発送が必須
✅ バイヤーは受取時の追加料金が不要になる
✅ VATの仕組みは変更なし
✅ HSコードは正しく設定しておくことが重要
✅ 商品価格・利益率を見直しておこう
※今後もeBayでは配送ルールや各国の輸入制度が変更されることがあります。